最終更新日:2024.09.02
#経済情報

ドバイの通貨を解説!両替できる場所とポイントとは?節約方法を厳選

ドバイに移住するにあたって、なるべくお金に関する悩みを少なくしたいとかんがえていませんか。ドバイ通貨の基本や性質を知らないと、手元のお金の価値が減ってしまう問題が起きてしまいます。また、両替の知識が不足していると大きな出費がかかり損してしまうでしょう。なぜなら、両替場所によってレートや手数料が異なるからです。

本記事では、ドバイの通貨の性質や両替所の種類と特徴、ドバイで節約する方法まで解説しています。通貨の性質を知れば、お金の価値を減らさず、手元に残すお金を増やし、自分のビジネスに充てられるようになるでしょう。ドバイの通貨の性質を知り、自分に合った両替場所を選べれば、お金や時間に余裕ができます。

目次

ドバイの通貨は「ディルハム」

ドバイの通貨はディルハムです。通貨には国際コードが設けられており、日本円だとJPY、ディルハムだとAEDです。1ディルハム=1AEDになります。ディルハムは、ドバイだけではなく、アラブ首長国連邦の全7首長国の共通通貨です。

 

ディルハムの下にフィルスという単位があり、100フィルス=1ディルハムになります。市場では、25フィルス以下は切り捨てられることが多いです。

 

ドバイの通貨ディルハムはドルペッグ制を採用

ドルペッグ制を知らないとディルハムの理解は不十分です。ドルペッグ制を知らずにドバイに移住してしまうと、為替レートの関係で大きな出費が生まれてしまうこともあります。ドルペッグ制を活かし、不動産投資で利益を生むこともできるため、確認しておきましょう。

ドルペッグ制とは?

ドバイはドルペッグ制を採用しています。ドルペッグ制とは、自国通貨と米ドルの為替レートを連動させる固定相場制度です。ドルペッグ制を採用することで、為替レートが安定し、貿易や投資が行いやすくなります。一方で米国の金融政策の影響を受けやすいため、米ドルで金融危機が訪れた際には為替レートが不安定になります。

 

他にドルペッグ制を採用している国は、以下のとおりです。

  • タイ
  • インドネシア
  • 韓国
  • 香港

ドルペッグ制を採用していると、米ドルの円に対する動きとディルハムの円に対する動きが同じになります。そのため、米ドルが円高になるとディルハムに対しても円高です。

 

不動産投資に有利?

ドルペッグ制を活用できれば、不動産投資で有利に働くことがあります。米ドルに対して円安の動きをしている場合、家賃収入で儲けられるでしょう。前提として、ドルに対して円安の場合、ディルハムに対しても円安になります。

 

例えば、月の家賃収入が1000ドルで、為替レートが1ドル140円で推移している時、日本円換算で月々140,000円の収入があります。ここで円安が進み、1ドル150円になった場合、日本円換算で月々150,000円の収入になります。

 

ただし、為替相場に応じて家賃収入だけでなく物件価格も高くなるため、注意が必要です。円安が今後も続くと考えるなら、ドバイで不動産投資を始めるとよいでしょう。

 

ドバイの通貨を両替する方法

手元に多くお金を残せるのは、両替所です。両替する場所によってレートや手数料が変わり、高いレートで手数料も高い場所だと両替した時に手元に残るお金が少なくなります。中もで、低いレートと手数料の場所は両替所です。ただし、両替する場所によって特徴があるため、それぞれ見ていきましょう。

レートと手数料

両替する時に考慮すべき項目が、レートと手数料です。それぞれの説明は、以下のとおりです。

  • レート:自国通貨とどのくらいの価格で取引してくれるか
  • 手数料:取引にかかるお金

場所によって、1AEDをいくらで取引するか変わります。例えば、1AED=45円の場所できる場所と1AED=43円で交換できる場所があった場合、円からAEDに替えるなら後者の方が手元に残るお金が多くなります。

 

手数料も場所によって変わるため、低い手数料で取引を行っている場所で両替できるとよいでしょう。

 

空港

入国手続きのターミナルや荷物受け取り口、空港内の全11箇所に24時間営業の両替所があります。飛行機を降りたらすぐ両替できるため、急ぎで現金を替えたい人には、安心です。

 

現金支払いのタクシーがあるため、ある程度現金が手元にあるとよいでしょう。ただし、手数料が街中の両替所と比べて高いため注意が必要です。レートはそこまで悪くない事が多いです。時間を優先したい人やタクシーを使う予定のある人は、空港で両替するとよいでしょう。

 

銀行

銀行でも両替ができます。口座開設するついでに銀行で両替するのもよいでしょう。しかし、銀行も手数料が比較的高く設定されています。レートもあまり良くない場合が多いです。日本円とディルハムの交換需要はさほど高くないため、他の場所では取り扱っていない場合があります。銀行なら確実に両替ができるため、安心できるのは銀行です。

 

ホテル

両替できるホテルも限られているため、すべてのホテルで両替できるわけではありません。ただし、両替できるホテルならいつでも両替できるため、急に現金が必要になった時に利用するとよいでしょう。銀行と同様、手数料は高めでレートもあまり良くありません。

 

両替所

街に出ると、両替所がたくさんあります。街の両替所は空港や銀行、ホテルと比べても手数料やレートが低いことが多いため、時間に余裕がある人は両替所で両替することをおすすめします。両替所の大手は「Al Ansari Exchange」や「Al Ansari Exchange」です。ただしスークなどの伝統的な市場の両替所は、レートが高く設定されているため注意しましょう。

 

ATM

ATMでのキャッシングも1つの方法です。ATMは、ドバイの至るところに設置されているめ、急ぎで現金が必要な時には便利でしょう。ただし、注意点があります。注意点は以下のとおりです。

  • 自分の持っているカードがキャッシングできるか
  • 暗証番号を覚えているか
  • 高い手数料がかかる
  • カードはすぐに取り出してしまう

キャッシングの金利相場は、15.0〜18.0%です。決して低くない金利であるため、キャッシングの利用はなるべく抑えましょう。

 

カードの取り出しが遅いと防犯のため、カードがATMに飲み込まれてしまうことがあります。また、スキミング犯罪に繋がることもあるため、カードはすぐに取り出しましょう。

 

ドバイの通貨を両替する時のポイント

実は、両替する前に知っておくべきポイントがあります。ポイントがわからないと両替ができない問題に発展することもあります。スムーズに両替するために、ポイントを確認しておきましょう。

 

必要な書類がある

通貨を両替する際には、必要書類を求められることが多いです。必要な書類は以下のとおりです。

  • パスポートや国民ID
  • 電話番号や住所

書類が不足していて身分が特定できない場合は、マネーロンダリングの防止のため両替ができないことがあります。必要書類は忘れず、携帯して両替に向かいましょう。

 

マネーロンダリングとは、麻薬取引や犯罪で手に入れたお金の出所や所有者がわからないようにし、正当な手段で手に入れたお金と見せかけることです。

 

米国ドル経由でお得

米国ドルからディルハムに替えた方がよい場合があります。ディルハムはドルペッグ制を取り入れているためです。

 

ドルペック制で「1USD=3.67AED」で固定されているため、円高ドル安でドルを安く仕入れていた場合、手元のディルハムを増やせます。

 

ただし、円からドル、ドルからディルハムに替える工程を踏むと都度手数料がかかってしまいます。そのため、既にドルを保有している場合、ディルハムに替えると得になることがあるでしょう。

 

現金を持ち歩かなくても大丈夫

貿易や観光で発展したドバイで、少しずつキャッシュレスが進んでいます。以前は、現金のみのお店が多いと言われたスークも電子決済できるお店が増えています。基本、現金を持ち歩く必要はありませんが、ドバイにはチップ文化があります。そのため、少額現金で持っておけると安心です。

 

ドバイを節約しながら楽しむ方法

ドバイに移住してきた後、お金を掛けずにドバイを楽しみたくありませんか。安くできるサービスや商品を高い価格で購入するのはもったいないです。節約しながら楽しむ方法があるため、それぞれ見ていきましょう。

 

夏にドバイに行く

ドバイの夏は、4月〜9月です。夏は30〜40度まで気温が上がるため、観光客が減り、航空券やホテルなどのサービスの値段が下がりやすいです。その分、室内は20度前後に設定されている施設がほとんどであるため、室内で過ごす時間が多い場合は、過ごしにくさを感じることは少ないでしょう。ドバイの室内で楽しめる場所は、以下のとおりです。

  • ドバイ・モール
  • ドバイ・スキー
  • ドバイ水族館とアンダーウォーク動物園
  • IMGワールズ・オブ・アドベンチャー

ドバイ・モールにはさまざまな施設が併設されているため、休日に過ごすには最適な場所です。

 

公共交通機関で移動

移動に公共交通機関を利用すれば、出費を抑えられるでしょう。ドバイにある公共交通機関は、以下のとおりです。

  • 電車
  • バス
  • タクシー
  • レンタルバイク
  • eスクーター

運賃は住んでいるゾーンやカードのグレードによって変わりますが、130円から利用できるため、安価で移動ができます。

 

食事は予算内で楽しむ

屋台の食事から高級レストランのコース料理まで、ドバイで食事を楽しもうとすると幅広い選択肢があります。事前に予算を決めて食事を楽しむことが重要です。

 

ドバイの3大スークと呼ばれる「ゴールド・スーク」「スパイス・スーク」「オールド・スーク」には、安価な屋台が数多くあります。食費を抑えるためには屋台での食事もよいでしょう。

 

自炊する人は、食材を自分で買って料理をするのもよいでしょう。ドバイの野菜や果物は比較的安価で揃えられるため、外食するより出費を抑えられます。

 

無料の施設を選ぶ

観光に力を入れているドバイには、無料で楽しめる施設も数多く存在します。お金を払って楽しむアクティビティもよいですが、時間を潰すために無料のスポットに行くのもよいでしょう。ドバイの無料で楽しめるスポットは、以下のとおりです。

  • ドバイ・ファウンテン
  • パーム・ウェスト・ビーチ
  • マリーナ・ビーチ
  • パーム・アイランド
  • バスタキア地区
  • ドバイ・ウォーターカナル

建造物の素晴らしさが見られる施設やドバイの文化を感じられる場所、自然を楽しめるスポットまであるため、時間ができた時に訪れるとよいでしょう。

 

ショッピングは厳選

ドバイには、出費を抑えてショッピングを楽しめる場所がたくさんあります。ドバイ・モールはドバイを象徴するショッピングセンターですが、出費を抑えて普段着を買うには向いていないでしょう。出費を抑えて買い物ができる場所は、以下のとおりです。

  • アウトレットモール
  • ディスカウントストア
  • オンラインショッピング
  • フリーマーケット

特に、ドバイフリーマーケットは2007年から毎週開催されているUAE内で最大のフリーマーケットです。お手頃な商品だけでなく、掘り出し物も見つかるかもしれません。

 

ドバイの通貨関連はExceed Real Estate

ドバイで投資や移住を考えている中で、準備すべきものや手続きに問題はありませんか。事前の情報収集や書類を揃えるなど、困難な壁がいくつもあります。英語での対応も必要で、精神的にストレスがかかってしまい、ビジネスに影響が出てしまうでしょう。

 

Exceed Real Estateなら、ドバイへの移住や投資に関して現地の日本人スタッフがサポートするため、スムーズに手続きを行え、安心です。法人設立関係の相談やアフターフォロー、日常的なサポートもあるため、海外移住や投資を一貫して任せられます。

 

Exceed Real Estateでは、無料のコンサルティングも行っています。無料コンサルティングでは、現在の課題や未来の展望に合わせて、自分にあったプランを知ることができるでしょう。まずは、お気軽にExceed Real Estateにお問い合わせしてみてください。

コラム一覧