最終更新日:2024.10.14
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ドバイの物価を徹底解説!高い時期と安い時期とは?魅力を深堀り!

海外に移住する時に、生活費をなるべく抑えたいと思っていませんか。物価状況を知らないと、手元に残しておけるお金が少なくなってしまいます。本記事では、ドバイの物価状況から渡航にかかる費用、ビジネスとしての魅力まで解説しています。物価の高低は日常生活に関わってきます。物価状況がわかれば、日常生活のお金の使い方がわかり、手元に多くのお金を残せるでしょう。余剰分は、ビジネスに回し事業拡大が図れます。

目次

ドバイの物価は少し高い

日本の物価と比べるとドバイの物価は高いです。ドバイは貿易や観光産業が盛んで、政府による税制面での優遇があったり、政府主導の都市計画が組まれていたりします。そのため、需要と供給のバランスが調整され、物価が上昇しています。2022年の日本の消費者物価指数が2.3%だったのに対し、ドバイは4.7%で上昇しました。

 

ビッグマック指数を知っていますか。ビッグマック指数は、各国や地域のビッグマックの価格を比較することで、物価水準や経済状況が比較しやすくなるための指数です。

 

ビッグマックは、ほぼ同じ素材で作られているため、1つあたりのコストに差はありません。そのため、実質的な物価や経済力がわかります。

 

例えば、日本とドバイでビッグマック1個の値段を比較すると、以下のとおりです。

  • 日本のビッグマックの価格: 450円
  • ドバイのビッグマックの価格: 724円

このように、ドバイのビッグマックの価格は日本よりも高く、ドバイの物価が高いことがわかります。

商品・サービス別ドバイの物価情報詳細

日本の物価感覚で商品やサービスを購入するのは危険です。中には日本よりもかなり物価が高くなってるモノがあります。物価情報を事前に知っておけば対策ができるでしょう。日本よりも物価が低いモノも中にはあるため、購入品を整理できれば、手元に多くのお金が残せるでしょう。

 

食品

ドバイの食品の価格は、以下のとおりです。(2023年10月時点)

牛乳(1リットル) 288円
白パン:AED 5.72 242円
水 (1.5 リットル): AED 2.00 84円
炭酸ドリンク(330ml):2.50ディルハム 106円
白米(1kg):AED 8.00 339円
卵(1ダース):AED 11.50 487円
チーズ:AED 45 1,909円
鶏肉(1kg):AED 40 1,697円
牛肉 (1kg): AED 45 1,909円
リンゴ (1 kg): AED 8.50 360円
バナナ (1 kg): AED 6.50 275円
玉ねぎ (1kg): AED 3.50 148円
トマト(1kg):AED 5.50 233円
ポテト (1kg): AED 3.80 161円
ビール(1ダース) 2,550~3,400円
ブランデー 2,500~13,000円
ワイン 2,200~22,000円

食品は、全体的に少し高いです。ただし、果物や野菜は日本よりも安く手に入れられます。ドバイでは、電子タバコや炭酸飲料を購入する時に物品税がかかるため、物品税がかかる商品を購入する際には注意が必要です。

 

レストラン

ドバイのレストランの価格は、以下のとおりです。(2023年9月時点)

中級レストラン 1,700~3,400円 2,200~6,400円
高級レストラン 4,300~8,500円 21,200~34,000円

世界からドバイに多くの富裕層が訪れることから、高級レストランも数多くあります。高級レストランもドバイの魅力の1つですが、高めの価格で設定してあるため外食のしずぎは注意が必要です。日頃から、自炊する生活を送ると出費を抑えられるでしょう。

 

ファーストフード店

ドバイには、世界中からファーストフード店が参入しています。ドバイに参入しているファーストフード店は、以下のとおりです。(2023年9月時点)

 

マクドナルド 300~1300円
サブウェイ 760~13,500円
スターバックス 220~1200円
ケンタッキー 250~5,700円
スシロー(期間限定) 300~1050円

ファーストフード店であれば、レストランで食事をするより出費を抑えられるでしょう。ドバイには、屋台もあり450円〜楽しめるためおすすめです。

 

ホテル

ドバイのホテルの料金はピンキリですが、5,000円〜です。季節によっては観光客が増え、ホテルの料金が上がってしまうため、注意しましょう。ドバイのホテル料金の目安は、以下のとおりです。

格安なホテル 5,000円~
スタンダードなホテル 10,000円~
スーペリアホテル 25,000円~
高級なホテル 50,000円~

新たに家具や家電を買う必要がないため、最初の移住先として、ホテルはよいでしょう。しかし、長期的に住み続けてしまうと、出費がかさんでしまうため、早めに次の移住先を見つけることをおすすめします。

 

不動産

ドバイの不動産価格は、場所によって日本よりも高くなります。ただし、場所を選べば日本よりも安くできるでしょう。ドバイと日本の平均地価の違いは、以下のとおりです。

東京 1,225,300円/㎡
大阪 343,228円/㎡
京都 302,067円/㎡
神奈川 282,816円/㎡
ドバイ全体 563,436円/㎡

ドバイは、東京より安い価格で購入が可能ですが、人気のあるパームアイランドは2,000,000円/㎡以上するため、ビジネスにあった不動産を購入できるとよいでしょう。

 

公共交通機関

ドバイの中を移動するには、公共交通機関があります。公共交通機関のそれぞれの価格は、以下のとおりです。

電車 130~720円
バス 130~640円
タクシー 初乗り1050円、距離80円/km

ドバイに着いた時に、泊まるホテルや居住する予定の場所にある公共交通機関を知っておくとよいでしょう。また、定期券の発行で運賃が安くなることもあります。

 

通信費

ドバイには、3種類のキャリアがあり空港で契約できます。それぞれの契約料金は、以下のとおりです。

Etisalat 2,400~13,600円
Du 1,100~19,000円
Virgin Mobile 800~4300円

ドバイのキャリアを契約する場合、チャージした分だけ使える、プリペイドプランを最初はおすすめします。ビジネスや生活において使うデータ容量がドバイに着いた時には、計算できないためです。ドバイの生活に慣れたら、各キャリア独自のプランに切り替えましょう。

 

ホテルや航空機は夏の方が安め

ドバイには、夏と冬があります。ホテルや航空機は、夏の方が安くなります。夏の気温は30〜50度と気温が高く、旅行客が少なくなるためです。初期費用を抑えたい人は、夏に移住するとよいでしょう。ただし、帽子や保冷剤、飲料水など暑さ対策に別途費用がかかってしまうことがあります。

 

夏にドバイを訪れる場合は、1枚羽織れるような服の持参をおすすめします。室内と屋外の寒暖差が激しいからです。屋外が50度に対して室内が20度に設定されていて、かなり寒く感じたという声があります。体調を崩さないようにするためにも、寒暖差の対策も重要です。

 

ドバイの基本情報

ドバイに移住する前に、ドバイの基本情報を確認しましょう。ドバイの基本情報は、以下のとおりです。

税制 法人税が9%(特区は0%)

所得税、住民税はなし

治安 比較安定している
言語 アラビア語、英語
通貨 AED(ディラハム)

1AED=42.43(2024年5月)

宗教 イスラム教

戒律:ラマダンと禁酒

ドバイでの飲酒は原則禁止

許可を得たホテル、レストランは飲酒可能

ビザ 不動産ビザ(3、5年)

就労ビザ(2年)

リモートワークビザ(1年)

法人税率が低いため、多くの外国企業がドバイに流入しています。税制度を上手く活用できれば、ビジネスの発展につながるでしょう。

不動産投資を考えている場合、信頼できるエージェントや企業を見つけられるとよいでしょう。ドバイのルールに乗っ取ってビジネスを展開できれば、税優遇の恩恵を十分に受けられます。

 

ドバイ移住までにかかる費用3項目

ビジネスを運営する費用は確保できていますか。ドバイに移住するにはお金がかかります。事前に計算ができていないと、ビジネスに回すお金を残せず、ビジネスができないや軌道に乗るのに時間がかかるなど問題が出てしまいます。ドバイ移住のための予算を組めば問題を回避できます。そのためにも、ドバイ移住にかかる費用を知りましょう。

 

ビザ発行費

出国する前にビザの取得は必須です。ビザは渡航許可証の役割があり、ビザがないと入国できなかったり、ビジネスを行えなかったりします。ビザは重要な書類であるため、忘れず取得しましょう。ビザ発行にかかる費用は、以下のとおりです。

就労ビザ 170,000~338,000円(各地域によって変動する)
不動産ビザ 22,000円(合計31,672,000円以上の不動産オーナーになる必要がある)
リモートワークビザ 45,000円(546,000円/月以上の収入がある証明をする必要がある)

ビザの種類によって価格や条件に差があるため、ビジネスにあったビザを選べるとよいでしょう。十分な資金がないと発行できないビザもあるため、注意が必要です。

 

健康保険加入

ドバイに移住したら、民間保険への加入が必要です。ドバイの保険に加入することで、治療費や診察代の自己負担率が低く抑えられます。以下の保険会社から選ぶことができます。

保険会社例:

  • Cigna Healthcare
  • GIG Gulf
  • Daman Investments

月々の保険料は、2,000円~です。保険会社によって保険適用範囲が異なるため、生活やビジネスに合った保険会社やプランを選ぶことが重要です。

 

航空券費用

ドバイへの航空券は、40,000円から購入可能です。季節によって航空券の価格が変動するため、移住時期を考慮して計画を立てましょう。

  • 冬(11月~3月): 20〜30度と過ごしやすいため、観光客が増え航空券が高騰しやすい。
  • 夏(4月~10月): 気温が高く観光客が少ないため、航空券費用を抑えやすい。

また、いくつかの国を経由して移動することで航空券費用をさらに抑えることができます。時間よりも費用を優先する場合は、経由便を検討すると良いでしょう。

 

ドバイのビジネスとしての魅力4選 

ドバイの魅力を十分に理解していますか。ドバイならではの良さにまだ気づいていないのは勿体ないです。ドバイのビジネスで活用できる側面を、4つにまとめました。日本でビジネスを展開するより、事業に回すお金を増やせることがあるため、確認していきましょう。

 

税優遇

ドバイの最大の魅力は、税優遇です。日本の法人税の最高税率は、23.2%ですが、ドバイのフリーゾーンだと0%にできます。0%にできたら、ビジネスでの利益から法人税を納税する必要がないため、利益を事業拡大に充てられ、成長速度をあげられるでしょう。

 

ドバイの財源の多くは、手続きによる手数料です。外国の企業が法人を設立したり、不動産の購入をしたりすることで、財源が増えます。そのため、ドバイは税金によって財源を確保する必要がありません。

 

ドバイにない税金の項目は、以下のとおりです。

  • 所得税
  • 住民税
  • 固定資産税
  • 登録免許税
  • 相続税
  • 贈与税

ドバイで資産を所有していても、固定資産税として税金を納める必要がないため、日本で資産を購入するよりも税金面で有利です。

 

世界のハブ

ドバイ国際空港は、国際線旅客者数で7年間1位を取り続けており、世界のハブとしてのドバイが確立しています。ドバイには、税優遇やビジネスがしやすい環境があり、世界中からドバイへ外国企業が流入していることが理由です。また、観光業にも力を入れており、世界中の人がドバイに注目しています。

 

世界のハブのドバイでビジネスを行えることは、世界の最先端を歩む企業の1つになりえるでしょう。

 

経済成長

UAEの実質GDP成長率は、米国や日本など先進国と比べると3.40%と高く、これからの経済成長も期待できます。各国の実質GDPは、以下のとおりです。

ドバイ 3.40%
香港 3.22%
米国 2.53%
日本 1.92%
イギリス 0.15%

ドバイは、他の主要な国より経済成長があるため、ビジネスを比較的安定的に展開していくことが可能でしょう。

 

長期滞在

ドバイは、ビジネスをしたり、不動産を購入したりすることでビザを発行ができます。そのため、長期的に滞在ができ、長い期間ドバイの恩恵を受けられます。そのため、日本でビジネスをするよりもビジネスの発展が加速しやすいでしょう。

 

ドバイへの移住はExceed Real Estate

ドバイへ移住を考えているが、準備すべきものや手続きに問題はありませんか。事前の情報収集や書類を揃えるなど、困難な壁がいくつもあります。英語での対応も必要で、精神的にストレスがかかってしまい、ビジネスに影響が出てしまうでしょう。

 

Exceed Real Estateなら、ドバイへの移住を現地の日本人スタッフがサポートするため、スムーズに手続きを行え、安心です。法人設立関係の相談やアフターフォロー、日常的なサポートもあるため、海外移住を一貫して任せられます。

 

Exceed Real Estateでは、無料のコンサルティングも行っています。無料コンサルティングでは、現在の課題や未来の展望に合わせて、自分にあったプランを知ることができるでしょう。まずは、お気軽にExceed Real Estateにお問い合わせしてみてください。

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